マカの歴史
マカはペルーのアンデス地方で育てられていたアブラナ科の根菜です。
種類は多く、分かっているだけでも100種類あり、11種類がペルーにあります。
インカ帝国の時代から、貴族階級が扱うことの出来る薬草でした。
活躍した戦士へのごほうびとして授けられていました。
スペインからの侵略により、栽培を禁止されて、1980年代にはほとんど絶滅していました。
わずかながら山奥に残っていたマカをアメリカからの旅行者が見つけて、自国へ紹介しました。
昔から回春剤として、地域の人が民間療法に利用されていたのを、アメリカ企業が「天然のバイアグラ」として商品化したため、20年間でペルーでの栽培面積が60倍になりました。
1997年に、日系法人が日本で健康食品として売り出しました。
フジモリ大統領も普及に乗り出し、1998年に訪日しました。
2001年からはテレビ番組でも取り上げられて、現在は、一般のサプリメントと同じようにどこでも買えるようになりました。
マカだけのものもありますが、他との組み合わせサプリも出ています。
たとえば、ソフォン・フェヌグリーク・亜鉛との組み合わせや、トナカイの角・べにばなやすっぽん・にんにく・シトルリンの組み合わせもあります。
マカを話題にするサイトでは、NASAの宇宙食に採用されたのではないかという記事が載っていますが、JAXAの正式な宇宙食のメニューには、マカなどの健康食品は見当たりませんでした。
(参考)
古代インカ時代に食されたマカ
http://www.senadoragloriainesramirez.org/kodaiinnka.html
マカの歴史と日本での普及
http://skitem.jp/history.html
マカはペルー産まれって本当?
http://copa-puppets.org/peruumare.html